古典落語に出てくる話に、「大家と店子と言えば、親子も同然」、こんなフレーズがあります。しかし、それは身分が一定で、移動が自由にできなかった江戸時代の話。現在では通用しません。職業の自由が保障され、居住地を自由に選択できる現在の店子(入居者)は、気に入らなければプイッと、どこかへ引っ越してしまいます。「大家さん」が店子に入れあげても、何も見返りはありません。「パパ、電話。竹の塚の青森(仮名)さん」「あ、もしもし。はい、えっ、はい。そんな無茶な。後で電話します。それでは」「何の話?」それは、私が最初に購入した不動産の入居者である父親からの電話でした。入居者の息子は、タクシー運転手で36歳の独身。結婚もせず、彼女もできない息子の行く末を案じた両親が、実家から独立させるためにわざわざ入居させたのです。電話の内容は、キッチンをすべて変えろというものです。入居前に設備をすべて確認の上で入居したのですが、気に入らないから変えてくれという無茶な要求でした。「パパ、また電話よ」「わかった。もしもし、はいっ。不具合があるなら、直しますよ。でも交換はしません。はいっ。それで嫌なら、出ていかれて結構です。はいっ。えっ、訴える?どうぞ」電話の主は、これまたタクシー運転手の父親。入居者の息子ではありません。この甘やかしぶりには、あきれてしまいます。電話の向こうの声は、叫び声に近くなっています。「はい、これからは仲介会社を通じて、主張して下さい。こちらに直接電話をされても迷惑です。乳飲み子もいるのですから、それでは」私は、切り口上に主張し、電話を切りました。
[参考サイト]
立体駐車場、自走式立体駐車場、土地活用ならアグナス
http://www.agnus.co.jp/
アパート建築・賃貸経営の株式会社MDI
http://www.mdi.co.jp/
アパート経営の株式会社MDI
http://www.mdi.co.jp/land_use/apt_management/