記憶において大切なのは、次の3つの要素です。
(1)つなげる
(2)またやる
(3)外に出す
(1)の「つなげる」とは、「新しく覚えたいこと」と「すでに知っていること」とをつなげる、または「新しく覚えたいこと」どうしをつなげていくということです。つなげると人は覚えます。なので、覚えたい知識はつなげて覚えていくといいのです。このとき、つなげ方はひとつではありません。「意味」でつなげたり、「因果関係」でつなげたり、「場所」につなげたり……という具合に、たくさんの方法があります。つなげ方が多ければ多いほど、その記憶は強固なものとなっていきます。(2)の「またやる」とは、くり返すことです。つまり、復習。人は忘れる動物です。1回つなげただけでは、時間の経過とともに忘れてしまいます。そのため、復習することで、つながりをふたたび強くし、さらには新しいつながりも増やしていくのです。(3)の「外に出す」は、表現するということです。覚えたことを、人に話したり、人に見せるために書いたりというのが、これに当たります。「覚えたことで、人とコミュニケーションをとる」といってもいいでしょう。人と話すことで、新しいつながりが増えていきます。その結果、さらに記憶は強化されるのです。これらが、記憶するための3つの要素です。これらを押さえていくことで、私たちは確実に記憶していくことができるのです。