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中古車のタマ数も多いクルマ

1956年のスエズ危機を発端とするオイルショックで、燃費のいいクルマを作れ、という至上命令を受けて59年に生まれたのがミニ。当時のメーカーはオースチンだったが、その後の英国自動車界のリストラでメーカーがころころ変わり、現在はローバーからリリースされている。1と、4気筒のエンジンを横置きにし、トランスミッションとデフを積み重ねることでスペースを稼ぐ、というアイデアで、最小の外寸に最大の居住空間を実現した設計者、アレックーイシゴニスは天才と呼ばれ、サーの称号を与えられるに至った。90年代に入り、排気量も1・3きに拡大され、エアバッグがつくようになるなど、改良は続けられているが、なにしろデビューから40年という長寿車だけに、メカニズム的にはさすがに古さを隠せず、乗り昧はトラックのようだし、性能的にも国産軽スポーツカーより遅い。あくまでもかわいさで人気を博しているというクルマだ。とはいえ、信頼性に関しては年々改良が加えられており、とくに91年以降の燃料噴射方式のクルマなら、女性が乗るにも問題はない。もっとも、オイルのパッキンは旧式だから多少の漏れは常識だし、電装系や足回りの消耗品の寿命は短い。国産車に比べればひんぱんな手入れ(6ヵ月点検をキチンとすればまずOK)は必要だ。中古車のタマ数も多く、地方へ行ってもシンプルなメカニズムゆえ、意外と扱える工場はみつかる。2000年にはついに生産を終了と言われているから、最後に試しておくなら今だが、これを輸入車の代表と思うべきではない。新車価格が150万円少々のクルマだけに、ほとんど新車同様のクルマを150万円で探せる。

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