シンガポールはマレー半島の先端にある島国で、約六一八万k?の国土に、約三〇四万四〇〇〇人(一九九六年現在)の人口を擁し、人口密度が1?当たり四九二六人で、マカオ、モナコ、香港に次いで世界で四番目に人口密度が高い国である。一九五九年にイギリス植民地から自治権を得て独立したシンガポールは、総選挙によって選出された初代李光耀首相の強大な指導力によって、目ざましい発展をしてきた。一九六三年、マラヤ、サバ、サラワクとともにマレーシア連邦を結成したが、マレーシア中央政府との軋轢が生じ、一九六五年に連邦を離脱、現在のシンガポール共和国が誕生した。一九六七年、李光耀首相はクリーン・アンド・グリーン(緑豊かで清潔な都市)をシンガポールの国づくりの基本理念に定めた。その後、政府と国民が一体となって国づくりに取り組んだ結果が、現在の美しいシンガポールである。シンガポールは自由貿易港でもあるので、海外から多くの観光客が観光と買物のために訪れる。また、近年国内の工業生産も活発になって、アジアの新興工業経済地域(NIES)の中でも屈指の経済国に発展してきた。元来、超過密人口である上に、海外からの旅行者が多いので、シンガポールではごみの収集と処理・処分が、国の政策の上で大きい課題となっている。