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大人ならではの良識でもって若者をリードしてゆく

若者に人気があるミュージシャンのコンサートに足を運ぶ、ジーンズをはき、流行のファッションを身につけ、テニスやスキューバダイビングに出かける。そうした少年のようなみずみずしい精神からウォークマンを始めとする新しい世界的なヒット商品を次々に送り出した。なにも若者文化に迎合しろというのではない。大人として、大人ならではの良識でもって若者をリードしてゆく必要と責任かおるのは古今東西変わらない。余談だが、古代エジプトのパピルスにかかれた文字を解読してみたら「いまどきの若い者は」という大人の憤慨がつづられていたという。

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今も昔も若者と大人とはつねにその価値観をめぐって対立してきたのだ。その対立のなかから、接点を見つけようとし、リンクする部分や対立点を炙(あぶ)り出しながら、解決法を探るいとなみが、大きく言えば文化を発展させ社会を進展させてきたと言えよう。話が横道にそれたが、私が言わんとするところはご理解いただけると思う。一見無駄とも思える、役に立たないと思われる知識や情報が、思いがけないところで生かされたという経験をお持ちの方は少なくないと思う。いろんな知識や情報を持ち、かつ玉石混交のそれらの中から、確かなものを選別していく。その目を養うためにさらに多くの情報収集に努める。努力不足を補うのはまさに企業努力以外の何ものでもない。